この記事は経験談で、読むのに必要なお時間は3分程となっています。
この記事の役立ちたがりキーワード
・有給休暇の権利は基本的に会社ではなくみなさんのもの
【参考文献】
厚生労働省:年次年次有給休暇の付与日数
こんにちは!ひなぴー7のおすずです!みなさんは積極的に有給休暇を使用できていますか??会社環境によっては使いずらいと感じる時もあると思います。ただ、子供が急に熱を出したなどの体調不良が発生した場合など、やむを得ず会社を休まないといけない時ってありますよね。そんな日が連続してしまうとお給料に響いてしまい、大変ですよね。今日はその有給休暇について私たちの経験談を記載したいと思います。この記事が少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。
有給休暇は会社の許可が必要?

これは先日実際にあった話ですが、私の妻が勤務先に有給休暇の希望をしたところ勤務先から、
有給休暇にできる日は会社が決めている。
その指定の日は有給休暇にできないので、休みたいなら無給の休みとして取り扱う。
言われました。
ん?? ちょっとおかしくないかと思ったので調べてみました。
まず、上記にある参考文献のリンク先にある厚生労働省の資料を確認しました。
読んでみると、私の妻は確かに有給休暇を取得できる要件を満たしていました。
そして、厚生労働省の資料の2ページ目の下にあるQ&Aを見ても、
要件を満たした全ての労働者に取得する権利があります。
と記載があり、有給休暇を使うことはは会社ではなく、基本的には労働者側に権利があることが明記されいてます。
だた、1つだけ注意点があります。それは、
労働者の指定した日に年次有給休暇を与えると、事業の正常な運営が妨げられる場合は、使用者に休暇日を変更する権利(時季変更権)が認められています。
ただし!
単に「業務多忙だから」という理由では、時季変更権は認められません。
時季変更権の行使が認められるのは、例えば同じ日に多くの労働者が同時に休暇指定した場合などが考えられます。
また、
年次有給休暇は、発生の日から2年間で時効により消滅します。
と参考文献の資料に記載がありますが、もちろん消滅する時期に変更をすることもできません。そりゃそうですよね。笑
また、資料を見るに会社側が有給休暇の日付を支持しているケースもありますが、これは会社が具体的な日付を指定して有給休暇にする必要があります。
よって、妻が言われたような、「この日は有給休暇にできるけど、この日は有給休暇にできないから無給の休みだよ。」という発言はおかしいです。
無給でも休みにできるなら、業務多忙どころか何でもないじゃん!!笑
会社に有給休暇の使用を拒まれた際にやってはいけないことは?

以上までで、有給休暇の使用は基本的にはみなさんの希望が通るということがわかりました。しかし、大企業などではあまり発生しないと思われますが、中小企業など会社によっては会社側がルールを把握していない可能性があり、不適当な対応をされることがあるかもしれません。
不当に有給休暇を与えないと言われた際には、
絶対に、 ”わかりました。” と言ってはいけません!
もしあなたの口から有給休暇を使わないことに合意してしまうと、正当にそうなってしまうからです。
場合によっては、不当と知りながらあなたの口から有給休暇を取り下げる趣旨の発言に誘導されてしまうこともあるかもしれません。そういう場合にはあなたも、「やっぱり後で改めます。」や、「もう一度検討します。」など、あいまいに返答をして、一旦その場を離れましょう。
会社とうまくいかなかったときに相談できるところは?
現在では「コンプライアンス」や「コーポレートガバナンス」といった横文字をよく耳にするようになり、労働問題になりえるようなことは減少傾向になっています。それでも、社員に泣き寝入りさせれば強引にでも会社は運営できるであろうや、そもそも運営の知識がない経営者もいます。
もしもそういった会社に入社してしまった場合には早めに転職を検討すべきと思いますが、諸事情でなかなか動けないという方もいらっしゃると思います。そういう場合には、
労働基準監督署に相談しましょう!
絶対に一人で悩まないでください!
労働基準監督署は利用したからといって、直ちに勤務先に利用したことが開示されるものではありません。対処を依頼するにも、方法によっては匿名で進められることもあるかもしれません。
また、労働基準監督署へ相談は無料で、誰でも相談可能です。
ちなみにうちの妻の件ですが、結果、希望通りに有給休暇を取得できました!
その際、私たちも労働基準監督署にお世話になりながら話を進め、解決に至りました!
絶対に一人で悩み続けることだけはやめましょう!
そして、有給休暇は正当な権利です。使えるものは使って、その分家族との時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。
最後まで読んできただきありがとうございました!